【linux】ヒアドキュメントの使い方

2025年12月31日

ヒアドキュメントは、複数行の文字列を標準入力（stdin）としてコマンドに渡すためのシェル構文。

1. 基本の使い方
2. ヒアドキュメントの使い方

基本の使い方

[コマンド] <<[オプション] 終端文字
内容
終端文字

終端文字は任意の文字列（例：EOF, END, SQL など）
開始行と終了行の終端文字は完全一致する必要がある
終了行の終端文字の前後に空白は不可
ヒアドキュメントの内容は標準入力として渡される

ヒアドキュメントの使い方

# catに渡す例
cat << EOF
Hello
World
EOF

###出力例###
Hello
World

# ファイルに書き込み
cat << EOF > sample.txt
line1
line2
EOF

# スクリプト内での使用
#!/bin/bash

mysql -u user -p password << SQL
SELECT * FROM users;
SQL

# 変数、コマンドを使用
name="Alice"

cat << EOF
Hello $name
Today is $(date)
EOF

# 行頭のタブを取り除く
# <<-で行頭のタブを無視する
cat <<- EOF
	Hello
	World
EOF

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